CSR活動

身体障害者補助犬の普及活動への支援

ゼノアックは、その社会的使命である「動物の価値を高め社会の幸せに貢献する」を実現するため、身体障害者補助犬(以下、補助犬)の普及活動を積極的に支援しています。

2002年の身体障害者補助犬法施行で、補助犬の法的位置付けが明確になりました。以後マスコミ等で取り上げられる機会も増え、徐々に理解が広まってきていますが、そこに至るまでの社会的な認知はとても低く、補助犬と障害者の方の更なる社会参加促進のためには、様々な課題が山積していました。

ゼノアックは日本補助犬情報センター(旧:日本介助犬アカデミー)との協力で、それらの課題の優先順位をつけ、支援を続けています。現在は補助犬に関するリサーチ・分析、教育・啓発等の活動をサポートしています。

人材育成とゼノアック・スカラーシップ(2002〜2003年度)

最初の課題は人材育成でした。

人間の医療・福祉・介護のプロ、動物についての様々なプロはそれぞれいましたが、両方の知識と技術・経験を持った人材はごくわずかでした。動物の行動学・人と動物の関係学・公衆衛生学・獣医学など、動物に関わる必要な知識や技術を身につけた、リハビリテーション医療での先導的な役割を果たす人材の育成が急務でした。

この課題解決のため、日本介助犬アカデミー(当時)は新たな取り組みとして、作業療法士・理学療法士を対象とした米国および国内での長期間の介助犬トレーナー研修を企画・実施し、大きな成果を収めました。

ゼノアックは本研修への奨学金制度(ゼノアック・スカラーシップ)を創設し、その活動を支援しました。

スカラー最終選考会の様子
スカラーによる研修報告(ゼノアック社内報「オクルス」からの転載)

2 0 0 2 年度

2 0 0 3 年度

※なお、各奨学生の文中の所属・肩書き等は、レポートを提出いただいた当時のものです。

日本身体障害者補助犬学会の設立と運営への支援(2004年度〜)

次の課題は研究です。

補助犬の繁殖・適性評価・問題となる疾病・訓練法やリハビリ工学など、補助犬の育成と使用は常に試行錯誤の連続です。

また動物福祉や法律・環境の整備なども含め、補助犬の普及発展には学術研究を発表し共有する場が必要でした。

2005年、世界初の補助犬学会として日本身体障害者補助犬学会が設立されましたが、ゼノアックはこの設立準備となる前年の学術シンポジウムを精力的に支援し、学会設立に貢献しました。

学術シンポジウム 学術大会

優良な繁殖犬の確保、飼育、繁殖に関する活動支援(2005〜2012年度)

法律が整備され、学術交流も盛んになり、これらを支える人材も増えてきました。

残る課題は"犬"です。

補助犬は需要に対して供給が極めて少ないという問題をずっと抱えていますが、適性のある健全な候補犬を増やしてゆくためには、繁殖犬をきちんと確保し、適正な計画と管理の下に繁殖を行う必要があります。

ゼノアックは、日本介助犬協会の繁殖犬導入・飼育・繁殖に関わるプロジェクトを全面的に支援しました。

繁殖犬「ベル」の出産 「ベル」の子供たち

普及に向けたさまざまな活動

これらのほかにも、各種イベントでの介助犬デモンストレーションを育成団体と協力して行ったり、補助犬法の設立や改正に対して社員が署名に参加したり、育成団体への製品供給を行うなど、補助犬の理解と普及への取り組みは様々な形で継続して行われています。

2009年5月には、我が国初の本格的な介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」が愛知県長久手市に完成しましたが、この費用の一部についても支援を行っています。

イベントでのデモンストレーション(UDフェア) 介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」

介助犬及び身体障害者補助犬に関する情報は、下記までお願いします。

日本補助犬情報センター