ピュアバックスRCP(猫用3種混合ワクチン)
[製法及び性状]
本剤は、猫カリシウイルス2株をそれぞれ猫腎継代細胞で増殖して得たウイルス液にブロムエチレンイミンを加えて不活化しホルマリンを加えて調製した不活化抗原液と、弱毒猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス及び弱毒猫汎白血球減少症ウイルスを猫腎継代細胞で増殖して得たウイルス液を、安定剤を加えて混合して凍結乾燥した混合ワクチンである。
本剤は淡黄白色の乾燥ワクチンと無色透明の注射用水である溶解用液からなり、乾燥ワクチンを溶解用液で溶解すると淡黄色を有する透明な液体となる。
- 発売日
- 2010/07/01
- 製造販売元
- メリアルジャパン株式会社
- 販売元
- 日本全薬工業株式会社
- 提携
- メリアル
- 成分・分量
乾燥ワクチン 1バイアル(1頭分)中
猫腎(CRFK)細胞培養弱毒猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス
F2株 10(4.9)TCID50以上
猫腎(CRFK)細胞培養不活化猫カリシウイルス
G1株 10(1.7)ELISA単位以上
猫腎(CRFK)細胞培養不活化猫カリシウイルス
431株 10(1.7)ELISA単位以上
猫腎(IRC5)細胞培養弱毒猫汎白血球減少症ウイルス
PLIⅳ株 10(3.5)TCID50以上
白糖15mg
ソルビトール8mg
デキストラン8mg
カゼイン加水分解物4mg
コラーゲン加水分解物5mg
リン酸二水素カリウム102μg
リン酸水素二カリウム250μg
溶解用液 1バイアル(1頭分)中 注射用水1.0mL- 効能・効果
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症及び猫汎白血球減少症の予防
- 用法・用量
乾燥ワクチン1本当たり、添付の溶解用液1本(1mL)で溶解し、8週齢以上の猫の皮下に3~4週間隔で2回注射する。
- 使用上の注意
【一般的注意】
(1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示
により使用すること。
(2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。
(3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用する こと。【使用者に対する注意】
誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。本剤の成分の特徴
微生物名
猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス
猫カリシウイルス
猫汎白血球減少症ウイルス
抗 原
人獣共通感染症の当否
否
否
否
微生物の生・死
生
死
生
アジュバント
有無
無
種類
-本剤のワクチン株は、人に対する病原性はない。
本剤に関するお問い合わせは下記までお願い致します。
メリアル・ジャパン(株)コンパニオンアニマル部門
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目14番2号
TEL :(03)5251-8172 FAX :(03)5251-8194
【猫に対する注意】
1 制限事項
(1)本剤の注射前には必ず問診又は視診等の方法によって対象猫の健康状態について検査し、次のいずれかに該当する場合は注射しないこと。
・重篤な疾病にかかっていることが明らかなもの。
・以前に本剤又は他のワクチン注射により、アナフィラキシー反応等の異常な副反応を示したことが明らかなもの。
・妊娠中のもの。
(2)対象動物が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態および体質等を考慮し、注射の適否の判断を慎重に行うこと。
・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。
・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。
・交配後間がないもの、分娩間際のもの又は分娩直後のもの。
・明らかな栄養障害があるもの。
・高齢な猫並びに寄生虫感染が疑われるもの。
・1年以内にてんかん様発作を示したもの。
・飼い主の制止によっても鎮静化が認められず、強度の興奮状態にあるもの。
2 副反応
(1)本剤を注射後、最初の数日間は限られた大きさの局所反応が認められる場合がある。
(2)本剤を注射後、まれに一過性の疼痛、元気・食欲の不振、下痢又は嘔吐を示すことがある。
(3)本剤を注射後、過敏な猫では、まれにアレルギー反応〔顔面腫脹(ムーン・フェイス)、掻痒、蕁麻疹等〕あるいはアナフィラキシー反応〔ショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸促迫、呼吸困難、体温低下、流涎、震え、痙攣、尿失禁等)〕が起こることがある。
(4)副反応が認められた場合は、速やかに獣医師の診察を受けるよう指導するとともに、副反応に対して適切な処置を行うこと。
(5)猫において不活化ワクチンの注射により、注射後3ヵ月〜2年の間にまれに(1/1,000〜1/10,000程度)線維肉腫等の肉腫が発生するとの報告がある。
3 相互作用
本剤には他の薬剤を加えて使用しないこと。
4 適用上の注意
(1)移行抗体の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので幼若な猫への注射は移行抗体の消失する時期を考慮すること。
(2)注射器具は滅菌又は煮沸消毒したものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。
(3)注射部位は消毒し、注射時に注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。
(4)注射器具(注射針)は原則として1頭ごとに取り替えること。
(5)注射部位を厳守すること。
(6)猫の大きさにかかわらず全量を注射すること。
(7)ワクチン容器のゴム栓は消毒し、無菌的に取り扱うこと。
(8)免疫血清あるいは免疫抑制剤を用いて治療された猫は
ワクチンの効果が阻害されることがあるので注意すること。
(9)本剤を注射後2〜3日間は安静に努め、過激な運動、交配、入浴、又はシャンプー等は避けること。
(10)ワクチン注射後、免疫が得られるまでの2〜3週間は他の猫との接触は避けるように指導すること。
(11)猫において、注射部位に硬結や腫瘤が持続的に認められた場合は、獣医師の診察を受けるよう指導すること。
(12)猫において、不活化ワクチンを同一部位へ反復注射することにより、線維肉腫等の肉腫の発生率が高まるとの報告があるので、ワクチン注射歴のある部位への注射は避けること。
(13)ワクチン接種後、一過性のウイルス排泄が認められるが、ワクチンウイルスの安全性については確認されている。【取扱い上の注意】
(1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。
(2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。
(3)一度開栓したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは、雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。
(4)使用時よく振り混ぜて均一とすること。
(5)溶解後は速やかに使用すること。
(6)使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。
(7)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。
- 保存上の注意
(1)小児の手の届かないところに保管すること。
(2)直射日光又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。
(3)遮光して保存すること。- 貯法
- 2~5℃の暗所
- 規格
- 1セット 10頭分 混合ワクチン1頭分×10バイアル 溶解用液1mL×10バイアル
- 掲載内容についてのご注意
- このページは、国内の獣医師を対象に、 弊社製品を適正にご使用いただくために作成いたしました。一般の方に対する情報提供を目的としたものではないため、平易な解説は行っていないことをご了承ください。





