宮崎しゃくなげ会:ダイジェスト

第36回 宮崎・鹿児島しゃくなげ会

  • 2014年07月18日(金)
  • 宮崎観光ホテル 宮崎県宮崎市松山1-1-1 0985-27-1212
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2014年7月18日、宮崎観光ホテルにて、第36回宮崎・鹿児島しゃくなげ会が産業動物臨床獣医師を中心に近年では最高となる約200名近いご出席のもと盛大に開催されました。研修会の全体テーマは「家畜の腸管免疫と初乳を考える~腸管免疫の最新知見について~」とし、牛は宮崎大学保田先生が「子ウシの腸管免疫について」、豚は京都府大井上先生が「初乳の成分と重要性について」と題しご講演をいただきました。両先生とも40代前後のこの分野の気鋭の研究者ですが、臨床現場にも興味をもたれ、わかりやすい講演を行っていただきました。保田先生は牛の大規模多頭飼育が進む中、疾病抑制のためには牛の免疫系の動態(月齢、雌雄差、季節、胸腺の大きさ等)を把握することが大切であるというお考えから研究も進めており、その進展が期待されます。井上先生はご自分のデータさらには豊富な海外文献の紹介していただきました。豚の初乳に関し、乳首の位置と初乳分泌量、抗体濃度の関係、豚初乳の他の動物にはない特性、初乳中に含まれるリンパ球の役割、子豚の腸管免疫系の発達から見た離乳時期の適期等臨床現場でも大変参考になる内容でした。研修会終了後の意見交換会では宮崎しゃくなげ会の会長をお努めいただいた吉原先生が退任され、新会長として県獣医師会副会長でもある矢野先生が就任されるため、新旧会長のご挨拶と花束贈呈が行われました。吉原先生には9年間にわたり本会の発展にご尽力いただき感謝申し上げます。